ラベル体とレブリチン排泄

ラベル体とレブリチン排泄

レブリチンの作用機序でレブリチンは腫瘍に滞留するとお伝えしました。では何故、体内におけるレブリチンの位置が分かるのでしょうか。これはレブリチンに放射性同位体炭素14( C)を結合させた C-SQAPを観察して調べられます。一定の確率で崩壊しベータ線を発生する Cをレブリチンに結合させることで、生体内でもどの組織にレブリチンがあるのか観察可能になるのです。

このように放射性同位体によって観察可能となった分子を「ラベル体」と呼びます。ラベル体のレブリチン(SQAP; SulfoQuinovosylAcyl-Propanediol)は、
・未変化体として糞中に1.8%
・肝臓で代謝されたSQPとして尿中に87.6%
・分解され、 CO2として呼気中に7.0%
が排泄されます。結果として、正常組織からは数分〜1時間以内で急速に排泄される一方で、がん組織には1〜8時間近く滞留する傾向にあることが分かっています。